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頭が良いということ

頭が良いとはどういうことでしょうか? 学校の成績が良いことでしょうか?近年、『何で頭の良いあの子がこんな馬鹿なことを・・・』というような、いわゆる”優等生”が様々な犯罪を起こしています。どうも単に『学校の成績が良いこと』=『頭がよい』という訳ではなさそうです。 私自身、子供の頃、勉強は好きではありませんでしたが、学校の成績はそれほど悪くもありませんでした。元来、ズボラで怠惰な性格なので、他の人と比べると勉強時間が少なかったこともあり、高校、大学ではどちらかというと下から数えた方が早かったですが、大学入試や医師国家試験の前には真ん中かそれより上に入るようにはなりました。そんな私を見て、学年でもトップクラスの大学の友人が『お前は頭がよい』と言っていました。でも、学業の成績は私より彼の方がずっと上です。では、何故、彼は私のことを『頭が良い』と表現したのでしょう?

(写真はイメージ: ぱくたそ https://www.pakutaso.com/)

私は『頭が良い』ためには3つの要素があると思います。 1.回転速度 いわゆる『頭の回転が早い人』です。何をするにも、瞬時に状況を判断し、決断することが出来ます。 2.思考力 言われたことだけでなく、自ら考える力を持っています。論理的に自分で考えるために、未経験の問題にぶつかっても、今までの経験を応用して、答えを出すことが出来ます。 3.記憶力 従来の小学校・中学校・高校の勉強はどちらかというと、記憶力を中心に要求される傾向があると思います。いわゆる、詰め込み教育です。『記憶』に関しては、反復することにより、脳に強くインプットされますから、時間さえかければ、誰でも成績が上がるわけです。ですので、いわゆる『ガリ勉』タイプの人が成績が良くなるのです。私は『ガリ勉』を否定するものではありません。私の剣道の師匠は『努力するのも才能』と言われておりました。生まれつき記憶力の良い人達がいますが、集中力を高めることにより、記憶力はアップします。 私は本当に頭の良い人とは、頭の回転が早く、思考力があり、記憶力に優れた人だと思います。 はて、私自身の経験を振り返ってみると、躰道により、論理的思考を訓練されたお陰もあり、思考力は人より優れていると思います。躰道では『思考→判断→行動→結果→反省』という過程を繰り返し繰り返し訓練します。これにより思考力は確実に向上します。 記憶力はどうでしょう?記憶力を訓練することは躰道の訓練にはありませんが、集中力は訓練します。一つは基本練習で技の一つ一つを基動線上に全て集めるように常に意識しています。これにも集中力が必要です。こういった訓練の積み重ねで試合に当たっては集中力をピークに高めて臨みます。 頭の回転は、正に躰道で訓練する『直視判断力』です。 したがって、私は躰道を正しく訓練すると大人も子供も確実に頭が良くなると信じています。

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